« マスコミの無節操さが露わなトランプ狂騒曲 | トップページ | 日米首脳会談巡る日本政府の『ウソ』が露呈した米国大使の会見 »

2017年11月 8日 (水)

対米従属の「兵器大量購入」に切り込まない翼賛報道

 2017118  上出 義樹

 

トランプ大統領が日米首脳会談であからさまな対日要求

出来レースの観があった6日の日米首脳会談で、ほとんど唯一、耳目をひいたと言えるのは、初来日のトランプ大統領の口から共同記者会見の場で飛び出した「米国の兵器を大量に追加購入せよ」とのあからさまな対日要求であろう。これに笑顔であっさりイエスと、応じる安倍晋三首相。日米同盟の本質である「対米従属」をこれほどわかりやすく浮かび上がらせたシーンは、過去の首脳会談でも筆者にはあまり記憶にない。

1面トップで取り上げた在京紙は東京新聞だけ

ところが、在京各紙の翌7日付朝刊の1面トップを見ると、6紙のうち5紙までが「日米、北朝鮮に『最大圧力』」(朝日)など、北朝鮮に最大限の圧力をかけることで両首脳が一致したという想定どおりの内容。武器の大量購入を1面トップで批判的に取り上げたのは「米の要求 丸のみに危うさ」の見出しを掲げた東京新聞だけだった。

 

読売、産経、NHKなどは首脳会談に礼賛一色

朝日や毎日などは社説やサイド記事で、武器の大量購入などにも批判的に言及しているが、案の定、読売と産経は「強固な同盟を対『北』で示した」(読売7日付社説)など、今回の日米首脳会談には、NHK同様に礼賛一色の翼賛報道。それなりに両首脳への辛口コメントもあったテレビ朝日やTBSなど民放を含めマスコミ全体としても、安倍政権下で深化する「対米従属」の核心に鋭く切り込んでいるとは言い難い。

(かみで・よしき)北海道新聞社で編集委員などを担当。現在フリーランス記者。上智大学メディア・ジャーナリズム研究所研究スタッフ。

« マスコミの無節操さが露わなトランプ狂騒曲 | トップページ | 日米首脳会談巡る日本政府の『ウソ』が露呈した米国大使の会見 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 対米従属の「兵器大量購入」に切り込まない翼賛報道:

« マスコミの無節操さが露わなトランプ狂騒曲 | トップページ | 日米首脳会談巡る日本政府の『ウソ』が露呈した米国大使の会見 »