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2018年3月26日 (月)

前川氏の授業は今後も介入の懸念

 自民党国会議員の“圧力”が明らかに

文科省の前川喜平前次官が講師をした名古屋市の中学校の授業内容に同省が不当な介入をした問題は、自民党の文部科学部会の会長ら国会議員2人が同省に「圧力」をかけた結果であることが明らかになった。ただ、同省の担当官僚は今後、他の学校が前川氏の授業を行うことを牽制するような対応も見せている。

 
 文科省は前川氏の人選に依然難クセ

文科省は前川氏の人選に依然難クセ国会内で320日から23日にかけて開かれた野党合同ヒアリングで同省は、同氏の授業内容自体には「問題なし」との認識を示す一方、天下り問題で辞任した同氏の経歴を学校側がはっきり生徒らに伝えていない点などを指摘。「今後、他校が前川氏を講師に招いても問題はないということでよいか」との野党議員の確認に対し、曖昧な返事をしている。


有罪判決を受けた佐藤優氏の授業は調査せず

筆者(上出)はたまたまこの23日、元外務省分析官(ロシア担当)で文筆家の佐藤優氏の講演を聞く機会があり、講演終了後、これまで学校の授業で講演したことがあるかどうか尋ねた。「何回もある」と応じた同氏に、文科省による調査があったかどうか問うと、「1回もない。自分には前科があるが、小物だから」との言葉が返ってきた。同氏は本人が無罪を主張する背任事件などで有罪となり、外務省を辞している。

 
 文科省や与党は「今後、授業に介入しない」と明言を

「前科がある」佐藤氏の授業は問題にせず、刑罰も受けていない前川氏の授業を狙い撃ちにするとは言語道断。同氏の授業を計画する学校関係者が萎縮することのないよう文科省や与党は、「今後、前川氏の授業には介入しない」と明言すべきだ。

(かみで・よしき)北海道新聞社で編集委員などを担当。現在フリーランス記者。上智大学メディア・ジャーナリズム研究所研究スタッフ。

 

 

 

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